お電話にてお問合せ頂きました。

この方は約2年前に胸部の不快感を自覚し医療機関を受診。検査の結果、冠攣縮と診断され検査入院となりましたが入院中に急激な胸痛や背部痛に襲われ急性動脈解離と診断されました。緊急で手術を行い人工血管を置換されました。手術後も重度の起立性低血圧があり日常生活に大きな支障がある状態が続き仕事も行えない状態が続いていました。

人工血管を置換した場合、日常生活に制限を加える必要がある程度の状態であれば3級の認定となり、ヒアリングの結果からも3級に該当する可能性が高いと判断致しました。

ご本人様は必要最低限の外出もままならず自身での申請が困難との事でしたので当事務所にてサポートさせて頂く事となりました。

通常の障害認定日は初診日より１年６ヵ月経過した日となりますが人工血管やペースメーカーを装着した場合は（初診日より１年6ヵ月経過していない場合）人工血管置換、ペースメーカーを装着した日が障害認定日となる為、その時点での診断書が取得できれば遡っての請求が可能となります。

かかりつけの病院からも診断書作成に快諾頂けた為、人工血管置換日まで遡って申請を行いました。

約３ヵ月後に障害厚生年金３級の決定がおりたとご連絡頂き人工血管置換術日まで約２年間遡っての認定となりました。

障害年金は請求方法により受給額が変わる場合があります。障害年金の申請をお考えの際は、一度専門家へご相談される事をお勧め致します。