かかりつけ医より当事務所を紹介されたとお電話頂き、後日ご自宅近くのファミレスにて面談させて頂きました。

この方は幼少期より忘れ物や授業中の落ち着きの無さ人間関係のリセット癖は自覚されていましたが学校生活には大きな支障は感じていなかった為、受診はしていませんでした。大学を卒業後に公務員として就労を始めましたがが仕事覚えが非常に悪くミスを頻繁に繰り返したり、自分勝手な思い込みで行動し他者に迷惑をかける等で上司から叱責を受ける事が多い状況でした。同僚や上司とのコミュニケーションを取る事が苦手で職場でも孤立してしまう状況が続き次第に不眠や意欲低下の症状が出現し仕事を休む事が増えていきました。職場の上司からも精神科の受診を勧めされ上司同伴で精神科を受診し発達障害と診断されました。その後は休職と復職を繰り返しましたがが安定した就労に至らず２年前に退職。以降は無職の状態となっていました。

遡っての請求を希望されていましたが初診の病院が県外だったりで負担が大きいと判断され当事務所にてサポートさせて頂く事となりました。

初診の病院、障害認定日時点の病院、現在の病院がそれぞれ異なっていた為、まずは初診の病院より初診証明を取得し記載内容からも初診で間違いないと判断し障害認定日時点で通院していた医療機関へ診断書作成依頼を行いました。３年程度前の状態での診断書作成となる為難色を示す場合もありますが今回はスムーズに診断書を作成して頂く事が出来ました。現在のかかりつけ医からも的確な診断書を作成して頂きました。病歴就労状況等申し立て書に生活の支障や就労状況を詳細に記載し、共済組合へ提出致しました。

申請から約3カ月後、障害厚生（共済）年金2級が決定したとの連絡を頂きました。障害認定日時点で２級の認定となり約4年間遡っての認定となりました。