奥様よりお電話にてご相談頂きました。

この方は約5年前に自宅の階段から転落し頭部を打撲。救急搬送された病院にて硬膜外水腫と診断。その後入院にて治療を行いましたが、呂律障害や構音障害が改善しなかった為、他の病院を受診。硬膜外水腫の治療を完了してもなお呂律障害等が残存した為、精査をおこなったとこ小脳が萎縮している事がわかりました。その後の検査にて多系統萎縮症の診断となりました。症状は徐々に進行し１年程前から、嚥下の状態が悪く度々肺炎を起こすようになり寝たきりの状態となりました。現在では呼吸状態も悪く気管切開術を行い、口からの食事摂取が出来ない為、栄養は腸瘻となっていました。

現在の状態から１級に該当する可能性が高い事でお伝えしました。奥様も常時見守りや介護を行っている為負担が大きく当事務所で申請をサポートさせて頂く事となりました。

身体の状態から１級に該当するのは明らかでしたが初診の判断が難しいケースでした。まずは救急搬送された病院より初診証明を取得しましたが転倒に伴う治療が主であり多系統萎縮症の所見については記載がありませんでしたので初診とならないと判断し２番目の病院より改めて初診証明を取得しました。記載内容からも初診と判断されるに十分の記載内容だった為、２番目の病院を初診とする事で方針を立てました。請求する時点で入院されていましたので、入院先の病院へ診断書作成を依頼し的確な診断書を作成して頂きました。

申請後約2ヵ月半後に障害厚生年金1級の通知が届き、年間約270万円を受給することが出来ました。ご本人様は寝たきりの状態であり奥様の介護負担が大きく介護サービスの利用やレスパイト入院等により経済的負担も大きくなっていた為、年金を介護費用等にあてる事が出来ると喜んで頂きました。

専門家に任せる事で負担の軽減が図れ、スピーディーに申請が可能です。障害年金の申請の際には是非、当事務所をご利用下さい。