うつ病で5年間遡って認定され約700万円受給出来た事例

お電話にてお問合せ頂き、後日自宅近くのカフェにて面談させて頂きました。

この方は8年程前、元の奥様の不貞行為により落ち込みや意欲の低下を自覚するようになりました。当時はフルタイムで就労され役職にもついておられましたが、精神的不調により仕事のパフォーマンスが下がり降格となりました。周囲の勧めもあり心療内科を受診したところ、うつ病と診断され、内服治療を開始しました。以降は定期的に通院するも症状は改善せず、仕事を退職せざるを得ない状況となりました。家庭内においても元の奥様と関係を修復できず離婚。直近５年間も無職の状態となっておりました。

ヒアリングの結果、長期間に渡り日常生活に大きな支障がある事が分かり、治療を継続されていても症状に変化がなく障害認定日（初診から1年6カ月経過した日）時点で、すでに障害の状態に該当していたと判断し、障害認定日まで遡って請求する事としました。

面談だけでは詳しい日常生活の状況が分からない部分もあった為、LINEで幾度もやり取りしながら手続きを進めさて頂きました。初診から申請時点まで同じ医療機関に通院されていた為、医師も病状を発症時から把握されておりましたが、日常生活の状況までは把握されていなかった為、ソーシャルワーカーを通じて日常生活の状況を情報提供させて頂きました。

申請から約3カ月後、障害厚生年金2級の結果が届き、障害認定日まで5年間遡って認められ過去分として約700万円が一括入金となり、今後も年間約115万円を受給できる事となりました。

うつ病を発症されて以降、仕事にも就く事が出来ず大変ご苦労されていらっしゃいました。過去分の年金が入金となり金銭面での不安は解消されましたが、心に負った傷は癒える事はありません。障害年金が少しでも病状の回復につながれば幸いです。

障害年金は過去に遡って受給できる場合があります。障害年金の申請をお考えの際は是非、一度専門家へご相談下さい。