統合失調症と発達障害の併発で5年間遡って認定され約400万円を受給出来た事例

ご本人様よりお電話でお問合せ頂き、後日ご自宅を訪問させて頂き、ご本人、お父様と面談させて頂きました。

この方は幼少期より他者とのコミュニケーションがうまく取れず高校１年生の時より落ち込みや不眠などの症状から精神科を受診し、うつ病と診断されました。その後、受験のプレッシャーなどが重なり次第に、幻聴を自覚するようになり統合失調症と診断されました。その後は幻覚や幻聴は治まりましたが、意欲低下が激しく、幾度も自殺未遂を繰り返している状況でした。２年程前に現在通院中の病院へ転院しコミュニケーションの問題などから発達障害を指摘され検査の結果、発達障害と診断されました。

現在の症状や日常生活の状況をヒアリングし、障害等級に該当する可能性がある事でご本人へお伝え致しました。また、長年症状が改善していない状況であり、障害認定日（初診から１年６カ月経過した日）ですでに障害等級に該当している可能性があると判断しました。

判断力の低下や外出困難な状態からご自分で障害年金の手続きを行う事は困難と判断され、当事務所にてサポートさせて頂く事となりました。

障害認定日時点で通院していた医療機関に確認したとこ、障害認定日時点は統合失調症の陽性障害（幻覚、幻聴等）が非常に顕著な時期である事が分かりました。すでに5年以上経過していましたが、診断書作成にも快諾頂き障害認定日時点の診断書を取得する事が出来ました。現在通院中の医療機関からも診断書作成に快諾頂きスムーズに申請を行う事が出来ました。

申請から約3カ月後、ご本人様より障害基礎年金2級の決定のご連絡を頂きました。障害認定日まで遡って認定され過去5年間分の年金（約400万円）も受給できる事となりました。

ご本人は就労しようと何度も試み、自分の不得意な仕事にもチャレンジされましたが結果症状が悪化する事を繰り返していました。障害年金を受給出来た事で自分の得意な事で仕事をしたいとの目標が出来たようです。

障害年金の受給できた事で治療に専念できたり新たな目標に向かってチャレンジしようと前向きな気持ちになるのはサポートさせて頂いた身として本当に嬉しく思います。