うつ病で5年間遡って認定された事例

お電話にてお問合せ頂きました。

この方は7年程前、対人関係でのトラブルを機に精神的に不安定となり、対人恐怖の症状などが強かった為、精神科を受診し、うつ病と診断されました。発症前は自営業をされていましたが、精神的不調から就労困難な状況が続き廃業。以降は仕事に就く事が出来ない状態が長期間続いていました。

生活の状況や病状からも障害年金を受給できる可能性がある事をお伝えし、当事務所にてサポートさせて頂く事となりました。

ヒアリングの結果、初診時点から現在まで症状に変化がなく障害認定日（初診から1年6カ月経過した日）時点で、すでに障害の状態に該当していたと判断し、障害認定日まで遡って請求する事としました。障害認定日時点と現在通院中の病院が同じでしたので、病院の相談員様（精神保健福祉士）と連携を図りながら障害認定日時点の診断書と現在の状態の診断書の作成依頼を行い、診断書を依頼の際に医師に現在の日常生活の状況を書面にしたものを情報提供し,ご本人の状態を的確に表す診断書を作成して頂く事が出来ました。

申請から約3カ月後、障害基礎年金2級の結果が届き、障害認定日まで5年間遡って認められ過去分として約400万円が一括入金となり、今後も年間約78万円を受給できる事となりました。

長期間収入がない状態が続き、お母様に頼る部分が大きかった為、今回５年分遡って年金を受給できる事となり、お母様に恩返しがしたいと話されていました。