慢性腎不全で5年間遡って受給出来た事例

お電話にてご相談頂きました。

この方は小学校5年生の頃に学校の検診で尿蛋白を指摘され病院受診し、腎臓に異常がある事が分かりました。その後は定期的に通院し治療を行いましたが腎機能が徐々に低下し19歳の頃より人工透析をされていました。高血圧症にて通院治療を行っていました。

人工透析をされている事から原則2級の認定となりますが、初診の医療機関がカルテを破棄していたり、20歳時点まで遡って申請する事に不安があるとの事でしたので当事務所にてサポートさせて頂く事となりました。

初診の病院はカルテを破棄していましたが、２番目の病院の証明で20歳前の初診である事と20歳時点で初診日より1年6カ月以上経過している事が証明出来ました。20歳時点と現在の医療機関が同一であった為、比較的スムーズに20歳時点の診断書と現在の状態で作成された診断書を取得する事が出来ました。

申請から約2カ月後に障害基礎年金2級が決定したとご連絡を頂きました。また20歳時点まで5年間遡って認められ約400万円、過去分として一括入金となり大変喜ばれました。フルタイムで仕事をし仕事が終わって夜間透析を行う生活を５年以上続けていらっしゃいましたので障害年金の受給でお身体に負担のかからない働き方もできるのではないでしょうか。

人工透析の場合、障害の等級は原則として２級となりますが、初診日の認定が難しいケースもあります。障害年金の申請で初診日に不安がある方、遡っての申請に自信のない方は是非一度、専門家へご相談下さいませ。