アイカルディ症候群で年間約98万円を受給できた事例

お母さまよりお電話にてお問合せ頂きました。

この方は、出生直後は特に異常は指摘されていませんでしたが、出生後3ヵ月経った頃より痙攣発作が頻繁に起こるようになり脳のMRIを行ったところ脳の一部が欠損している事がわかりました。その為、てんかん発作が頻繁に起ったり、口から食べ物を摂取する事が困難な状態でした。7歳になっても首がすわらず寝返りも自分で出来ない状態であり医師からは改善は難しく一生涯寝たきりの状態が想定されると告げられ20歳となった現在まで寝たきりの状態が続いていました。

当初、ご家族で申請をされる予定でしたが、書類の多さや手続きの複雑さから申請がなかなか進まない状態だった為、当事務所にて障害年金申請をサポートさせて頂く事となり、ご自宅が遠方だった事やご本人の介助が常に必要な状態だった事から面談なしでサポートさせて頂きました。

当初、お母さまは知的障害も併存している為、知的障害の診断書を取得されようと考えていらっしゃいました。しかしながら診断書作成の為にご本人を精神科等の医療機関へ連れていく事も非常に困難だった事や、肢体障害で１級の認定となる可能性が高かった為、今回は肢体障害のみで申請を行う事で方針を立てました。

初診の医療機関と現在通院中の医療機関が同一であった為、初診の証明は必要なく、診断書のみを主治医にお願い致しました。長年ご本人の診療に携わってきた医師でしたので診断書も細かい部分まで詳細に記載して頂く事が出来ました。

病歴就労状況等申立書も出生時からの状況や介護がどの程度必要なのかなど詳細に記載し申請しました。

申請してから約2カ月後に障害基礎年金1級の結果届きました。

てんかん発作や酸素濃度の低下などにより24時間目が離せない状況が続いている中で障害年金の申請は不可能な状況でしたので無事、障害年金が受給できる事になりご家族も安堵されたご様子でした。

申請をお考えの際は是非一度、ご相談下さいませ。